2023/2/18

映画生きる(64)

        生きる(18)。。。。。。。。。主人公渡辺勘治の妻は遺影での出演ですが、光男の母であり息子が結婚した後も勘治のこころの支えとして渡辺家の中心になっていたと考えられます。子供が4~5歳頃に亡くなっており再婚の選択肢もあったと推定します。子供が結婚し別所帯となれば一層寂しくなります。死の受け入れを否認、取引、抑うつ、受け入れと段階を設けて理解しようとする考えからは少し違っています。医者は胃潰瘍と嘘の診断を伝え待合の患者から本当の病名を告げられます。家族に相談するより職場の仲間の方が細かな変化に早く気づいています。そして友人でもない人たちに心を少しずつ開いていきます。そして死を受け入れるのでなくこれまで受け付けなかった市民の「要望」を受け入れる様に役所で懸命に働きます。別な表現をすればこれまで「たらい回し」された案件を蘇らせたとも考えらえます。