現在の毛見浜入口大鳥居(陸側より)
毛見浜参道の
大鳥居

その歴史を辿れば、江戸時代の「紀伊国名所図会」に、浜に面した鳥居が画かれており、明治時代には檜材の大鳥居があったことが、当時の「宮居調査書」により明らかになりました。その後、老朽化が進んだため、大正九年に大阪の江川熊次郎氏の奉納により御影石造りに改築されたことが、「濱宮社守記録」に記されています。

遠く会場からも望まれ濱宮の象徴的な鳥居でありましたが、昭和の初め頃に隣接する旅館の火災により損傷を受け、撤去されたままとなっていました。

現在の鳥居は、平成六年に松下幸之助氏生誕百周年記念事業の一環として、松下興産株式会社から奉納を受け、再建されたものであります。

平成六年三月三十一日に竣工し、同年四月二十一日に奉納報告祭が執り行われました。
 
HOME室山古墳名草山境内紀行文退隠蕉跡鎮守の杜毛見浜参道の大鳥居名草戸畔和歌浦湾の夕日御前神社