種子島に建てられている鉄砲伝来像
 
津田 堅物
(1499~1568)
 
戦国時代の武将。津田算長(つだ かずなが)の通称で杉の坊算長ともいう。楠木氏一族の末裔を名乗る。紀伊国吐前城主。根来寺僧兵の長。「津田流砲術」の祖。
 
1543年、大隅国種子島西之浦湾に漂着した中国船に乗っていたポルトガル人が、鉄砲を所持しており島の主、種子島恵時、時尭親子が二挺購入する。当時種子島に在島していた、堺の橘屋又三郎と紀州根来の津田が本土に持ち帰り、さらには足利将軍にも献上されました。監物は鉄砲の製造に成功した後、根来衆の中心的統率者として存在し世上に名高い砲術津田流の開祖となりました。

 
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