2023/2/15

映画生きる(62)

          生きる(16)。。。。。。。。映画製作の1952年は辰(たつ)年ですが、通夜の祭壇には玩具のウサギが置かれています。通夜式に遅れて警官が公園に落としていた主人公の帽子が届けられ息子が手放すことなくその帽子を大切に持ち続けます。主人公の渡辺勘治はとよさんのカバンから取り出して見せたネジで動くウサギの玩具を無言で持ち上げ手にして何かに取りつかれたように家に帰ります。これまで働いている様でその実ふりをしているだけの男がその後スイッチの入ったように出社し働きだします。科学の世界では発明発見のきっかけをエウレカ(分かった)と表現することが有ります。自分で気づいた疑問への答えを得た嬉しさは格別です。