2023/1/17

映画いきる(44)

     イリッチの死(17)。。。。。。主人公が亡くなる二時間前主人公の乗った運搬機は猛スピードで次の世界へ進んで行きます。私の推測では45歳前後で死に直面しているるとして3時間はこれまでの生きてきた時間約40万時間と比較すると余りにも短い。しかし両者が質的に同じ時間感覚とすれば20万倍の密度となります。歩行速度を毎秒1メートルとすれば20万メーターとなります。光速は無理でも人類が移動できる速度は科学の進歩で大きくなって来ています。重力を実感できるようになったのは一つの進歩と信じています。作者はこの最後の3時間を出来る限り再現したかったのではなかったかと思います。終活との日本語ができていますがとても嫌いな言葉です。自分の死後家族に迷惑を出来るだけ掛けないようにすることだそうです。私は人の誕生と死は周りの世話で成立するものだと考えます。(1月18日訂正しました)