2022/12/22

映画生きる(21)

        イリッチの死(4)。。。。。。。。。小説でも映画でも死を直前にした主人公が大きくこれまでの生き方を変える姿を描いています。モデルとなったイリッチさんは上流階級に属し法律学校卒業後より一層の上を目指して生活しています。映画でも区役所の課長として一定の立場を保っています。日常的には道徳的に非難されることは一つも無い中で中年になり突然に死と向き合うことになります。キリスト教や仏教の宗教的救済の他に道は無いのでしょうか?疼痛を和らげるには麻薬の他に何があるのか?私の知人が40年前膵臓がんで亡くなった時、強い痛みに耐えられた姿を思い出しました。どうしても「この痛みにあなたは耐えれますか?」が投げ掛けている一つの問題かと思いました。