2022/12/19

映画生きる(18)

         イリッチの死(1)。。。。。。。。小説「イワン イリッチの死」は1884年に書かれていてトルストイ56歳の時の作品です。数人の医者の見立てが一致せず強い痛みが発生して数が月で亡くなっています。麻薬が強い痛みに対して処方されています。これは今でも癌性の痛みに処方される症例があり、この事例と似ている印象を持ちました。彼は45歳と若くまだ未婚の娘や学生の息子がいます。一向に改善しない病状に苦しむ主人公の医師に対する不信は相当なものであったと考えられます。不信は家族にも広がり、これまで築いてきた自分の殻を再構築しようと必死で考え続けます。もし映画で癌による身体的痛みを表現するとすれば俳優さんはどうしたでしょうか?