2022/12/16

映画生きる(17)

         ゴンドラの唄(17)。。。。。。。今の世代の人がこの映画を観れば、主人公が歌う場面からみてゴンドラでなくブランコの唄であってもいいのかなと思いました。この歌は大正期の流行歌として知られており、この映画の上映時の観客も既にこの歌を知っている事と考えられました。劇上演の一年前には同じ劇団での劇中歌「カチューシャの唄」が流行っています。後に大正ロマンという流れがあったようです。映画の主題歌としてこの歌が選ばれたのには監督や製作者の強い思いがあったのだと考えられます。この映画の原作「イワン イリッチの死」(トルストイ)について勉強します。