2022/8/21

映画アマデウス(28)

       狂気(4)。。。。。。レクイエム作曲中のモーツアルトの周りには異常な空気が流れサリエリに雇われた若い家政婦はその怖さに耐えられないと訴えます。家族が寝静まった後自宅の応接間のレオポルド(父親)の肖像画の前で奇声をを発しながら踊り出す姿が描かれています。多分父親と一緒に踊っていたのだと思います。マネージャー不在で生活のやり繰りが苦しくなり作曲以外に生活力の無い自分への自虐も加わっているように感じました。サリエリが感銘を受けたドン・ジョヴァンニの石像(決闘で刺し殺した相手、浮気相手の父親)や魔笛で地獄に落ちる夜の女王などに歌劇はモーツアルトの苦闘の表現であり、苦しみながら傑作が誕生する場面かと考えました。