2022/8/18
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映画アマデウス(23) |
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殺人(5)。。。。。。江戸時代罪に為らなかった事も現在では「切り捨てごめん」は許されません。裁判長の判決文はある意味で罪と罰を明らかにするものです。もちろん仇討ちも認められていません。サリエリの口をとうして語られる内容は加害者の弁ですが、被害者側も納得できる内容だと思います。歴史的事件ですので殆どの人は被害者(モーツアルト)に親近感をあらかじめ持っています。モーツアルトへの哀れみやサリエリへの怒りの感情は観客にも湧いてきません。二人の喪の作業としてなされた鎮魂曲の作曲作業は音楽の持つ隠れた力を暗示しています。モーツアルトの死から告白まで30年以上経っている設定ですが私は数年でないかと考えています。
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