映画アマデウス（7）

 　　　　　男（１）。。。。。。。。。モーツアルト、サリエリそしてレオポルド（モーツアルトの父）の三人について映画から考えられる人間関係について述べます。嫉妬や羨望そして亡霊を軸に考えていきたいと思います。サリエリは宮廷音楽家であり才能を認める若手作曲家モーツアルトに嫉妬して陰謀を企んだと言われます。神は自分ではなく下品な若手に作曲の才能を与えたことに不公平を感じ後に十字架を捨て神の愛する人を亡き者として神に復讐しようと考えたとの意見が有力です。父親でなく神を擬人化すれば三角関係とも見られますが、普通に考えればライバルを無くして愛する神を取り戻すのが普通です。サリエリは素晴らしい才能を持つモーツアルトを羨ましいと感じた事だと思います。又音楽界の頂点まで上りつめられたのは音楽家に成りたいと祈った後に音楽家に成る事に反対した父が急死し、自分の道が開けたと考えて来ました。嫉妬の攻撃性は愛する者に対してでなく奪った者に向かうのが普通です。