2022/6/23

ニガ団子(24)

        カオナシ(1)。。。。。。。。。。カオナシは神でない? 湯屋に出入りするお客を八百万神としそしてカオナシを客と考えれば神となります。湯婆婆には厄介な客で「招かれざる客」といえます。銭婆には名を呼んでもらい最終的に彼女の下で修行することになります。製作者は欲望の化身のようなカオナシは誰でも皆の心の中にあるものと解説しています、現在社会はマスコミを通して国民の欲望を日夜刺激続けられています。千から「おうちはどこなの?お父さん お母さん いるんでしょう?」と尋ねられはカオナシは「イヤダ イヤダ サビシイ サビシイ」と返事しています。そして「あなたは来た所へ帰ったほうがいいよ。私が欲しいものはあなたには絶対出せない」と言っています。少し飛躍しますが欲望を何でも口に入れて満たそうとする背景に
千の言う「お父さん、お母さんそしておうち」が不安定で不十分なのかも知れません。この人間的発想がカオナシの心に当てはまるか分かりませんがサビシイ感覚は理解できます。